5月14日第7日目アンマン~ダマスカス ぼったくりとの戦い、そして麗しのダマスカス
今日はヨルダンを離れてシリアに入国する。宿でおおまかな情報を入手して、ツアーやタクシーではなく自力で行くことにする。その方が断然楽しいし、価格も恐ろしく安いのだ。宿が主催するツアーだとダマスカスまで100 JD(13500円)。
宿の簡単な朝食を取って出発、ファラーホテルのおじさんはどこまでもいい人、両替した時に渡したお金が少なかった、と追いかけてきてくれた(そんな正直者はヨルダンで初めて会ったよ)。写真はファラーホテルの入口。
だけど闘いはここから始まった。セルヴィス乗り場からムジャンマ(バスターミナル)行きのセルヴィスに乗ろうとすると男たちがやってきて3JDだという。そんな値段じゃないでしょーまったく、と正規価格(0.5JD)のセルヴィスを捕まえる。
正規価格のセルヴィスの運転手が「ムジャンマからどこに行くんだ?」と聞くから「ラムサ(第1乗換えポイント)だ」というと「今日は金曜日でセルヴィスはいない。俺が30 JDで行ってやるよ」ときた。そして閑散とした場所に車を止めて「ムジャンマだ、ほら車いないだろ」という。あのーここはムジャンマですか?(実際ムジャンマは道を隔てた向こう側だった)。お断りしてムジャンマに向かう。危うく情報がなければ運転手の話を鵜呑みにしてしまうところだったよ。
ムジャンマではこれまた「どこ行くんだ」「ラムサ」「30でどや」「話にならん」「そんなら20は」「いい加減にしろー」というやり取りをあちこちで繰り返し、ようやくラムサ行きの正規セルヴィスをつかまえる。ところが元締めが出てきて運賃2JD以外に荷物代1JDを取るという。「荷物代だなんて、そーんな話は聞いたことないよ!!嘘でしょ。絶対払わんぞ」と主張したらニヤニヤして「ふふ、荷物代はいいよ」という。まったく、どいつもこいつも。
ラムサまで乗せてくれたドライバーはいい人で、次はシリアのダラーに行くというとラムサで知り合いのセルヴィスを紹介してくれた (これまでと同様、あちこち声をかけられたけど、もう話を聞くまでもないよ)。陸路国境を越えてダラーまで3JD。正規値段は安いのよ。
セルヴィスでは土地の人と乗り合わせて、いろいろと話したりしながら移動するのがすごく楽しみだ。お互いに少ない語彙を使って、それでも仲良くなれるから不思議。
ラムサからダラーまでは数キロ。だけど途中の国境がけっこうややこしい。
問題はヨルダン出国よりもシリア入国だ(そういえばヨルダン出国税5JD不要だった。何故だかはわからない)。アラブ人だと問題なくさっと入国できるけど、日本人やヨーロッパ人(米人はシリアには入国できない)は恐ろしく時間をかけて、そして結構な入国税(24ドル)を取られる。
あまりに時間がかかったため、乗り合わせた女性のうちのおばちゃんはあまりの待たされように怒って車を出て一人で去ってしまった(ご、ごめんよ)。
何か嫌がらせのように時間のかかった入国もどうにか済ませて車に乗り込む。ゲートをくぐると、いきなりサダト大統領親子の大きな写真があちこちに貼られている。シリアだ!
ダラーのバスターミナルで遺跡の町ボスラに行こうかと悩んだものの、宿が高級ホテルひとつしかないことがわかったので、急遽ダマスカスに行くことにする。80SP@(シリア国境で両替しておいてよかったよ!)。2時間ほどでダマスカス到着。わーい、憧れのダマスカス!
(考えて見るとダマスカスまでJDに換算して6.3JDだった。ケチっているつもりはないけれど、ふんだくってやろうと虎視眈々としたヤツらの思う壺にはまるのは癪に障る。どーだ、参ったかという気分。重要なのは事前の情報収集だ。相場の値段を仕入れておくことが重要だと改めて思う。
ダマスカスのバスターミナルから市内バスに乗って市中心地を目指す。気づくと中心地を過ぎていて、親切な男性がわざわざ私たちのためにバスを降りて「俺についてこい」と中心地までつれて行ってくれる。ううう、ありがとう。シリアではこういう親切な人に出会うんだよね。写真はその親切なマンゼル君。
お礼に拝み倒してジュースを一緒に飲んでもらい(ここでも彼は自分が払うと言い張った。断固としてお断りしたけれど)、お別れして、宿を探す。
ところが地図を見てもなかなか現在地を把握できない(こんなの初めてだよ)うえに、ようやくたどり着いた宿でも何故だか部屋がまったく見つからないのだ。行けども行けども満室。
2時間以上宿を探してようやく空室を持つ宿にたどり着いた。ザハラ・ホテル。部屋を見せてもらうと暗くて臭い。聞けば激安(800 SP=1600円)すぎる。これぞ安宿の部屋!という感じで何とも情けない。他に部屋がないのかと聞くと、もう少しマシな窓際の部屋(1100 SP)を見せてくれた。あまり綺麗ではないけれどもう他に選択肢はないのでその部屋に決める。これ以上宿探しをするガッツなんてないのだ。宿の向かいに酒屋はあるし。
それにしてもまず800 SPの汚い部屋を紹介される私たちはやっぱり貧しく見えるのでしょうか(笑)。ちなみに翌日こっそり見に行った隣のホテルも空室はあれど、さらに素敵(!)なホテルでした。ザハラホテルにはクーラーがあるだけマシだわね。
部屋はこんな感じ。写真にしてみると実物より綺麗に写ってしまうのが謎だなあ。
チェックインして、ビールを買い込み部屋で飲み干して、夕方近くなった町に出る。
闇の両替屋で「これでどや」「安すぎる」とやり取りして残りJDをシリアポンドに両替し、旧市街へ。
金曜(イスラム教の休日)なので、スークの店は閉まっているところが多いけれど、休日を楽しむ人で溢れている。世界屈指の歴史を持つと(715年建立)といわれるウマイヤッド・ジャーミへ。明日スカーフもって中に入れるといいな。アンマンでは3歩で「ノー、ノー、ウーマン」だったしね。
ジャーミの前ではクラシックの演奏会も開催されていて休日気分。写真を撮っていると「私も写して」と人懐っこい。
休日の夕暮れ時の楽しい気分に便乗しつつ、夕飯調達。気づくともう8時だ。
アラブ料理の店でサラダ類を調達し、宿のそばの有名なチキングリルでハーフサイズのチキンを買い、ビールを買い込み、部屋へ。
ああああ!これがシリアご飯だ。やっぱりご飯はシリアだ。ヨルダンでは食事に不満が多かったのだけれど、シリアのご飯は一発目から大満足。野菜もふんだんで、味もいい。
こうして酔っ払って今日も暮れていく。
(ちなみに、このビールはアルコール度数14%、ビールの美味しさはアルコール度数でははかれない、ということを学びました…)














































































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