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12.06.2007

読了本リスト

ブログの更新をサボっている間に読了本が溜まってしまいました。

◎「猫とともに去りぬ(ロダーリ著/関口英子訳)

Photo_21 「今、息をしている言葉で、もう一度古典を」というキャッチコピーで発売された光文社古典新訳文庫。このシリーズを少しずつ紐解いていく予定です。今はカラマーゾフの兄弟を細々と買い貯めていて7月の最終巻(および別冊)の発売を待っているところです。また、落語調のゴーゴリなんてのもあります。

この本はイタリアのファンタジー。あまりファンタジーに馴染みがなく、突拍子のない展開に面食らう部分もあったけれど、古さを感じさせることなく楽しめました。訳のあまりの砕けっぷりに「猫とともに去りぬ」という題も超訳かと思いきや、辞書で原題を訳してみたら、そのまんまでした。

◎「李陵・山月記(中島敦)

Photo_22 「泣き虫弱虫諸葛孔明」の作者、酒見賢一がかつて中島敦記念賞を受賞したこともあって、再読。中国つながり、でもあります。最近、古典・名作モノも楽しい。

山月記は学生の頃に読んだっきりでしたが、美しい漢文調の文章に惚れました。あの頃、ちゃんと理解して読んでいたのか謎だなあ。中身はカフカの「変身」に似た印象が残っていましたが、実はもっと教訓的。私も明日は虎になっているかもしれません。自重自重。

◎「日の名残り(カズオ・イシグロ著/土屋政雄訳)

Photo_23

先日衝撃を受けたカズオ・イシグロの作品から土屋訳をもう1作。しっとりとした良い本でした。主人公の慇懃執事キャラが結構ツボにはまったのですが、これはジーブズの影響もあるのだとか。外国文学を楽しむには土壌を知ることも必要と思ったのでした。ですが、知らなくても充分に楽しめます。土屋訳は相変わらずよかったです。内容はある意味やはり衝撃的でした。この作品もプロットに工夫がなされていて、読書でしか味わえない楽しみを堪能できます。

イシグロ/土屋のコンビネーションのお陰でホンヤクモノに開眼しました。良訳に感謝。

まだまだ読了本はたくさん控えています。飽きない程度に少しずつ紹介する予定です。

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Comments

こんにちは、週末は熊本!のヤマシュウです。

速読できるのでしょうか?

何かと活字を読むことが多く、私が身につけておきたい技の一つです。

Posted by: ヤマシュウ | 12.06.2007 at 19:15

◎ヤマシュウさん、おはよう!

速読できません。読みたい本が多すぎてついていけないので、私も速読できたらいいのにと思いますが、無理です。舐めるように読んでます。読了本が多いのはブログアップをサボっていたからです(汗)。

画図(えず)湖の早朝ジョギング、楽しめるといいですね。

Posted by: 京丸 | 13.06.2007 at 06:19

京丸さんお久しぶりです。すごい読書量ですね~。山月記読みたくなって早速買って、読み終えたところです。本当、美しい文章ですね。

Posted by: 走るうみがめ | 13.06.2007 at 21:10

◎走るうみがめさん

山月記お読みになりましたか。情景が目に浮かぶ美しい文章ですよね。ここで紹介した本を「読んだよ」とご報告いただくと、紹介のし甲斐があったなあとしみじみ嬉しいです。ありがとうございます。また機会があったら興味のある本を手にとってくださいね。

Posted by: 京丸 | 14.06.2007 at 08:35

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