草の竪琴
濃厚なカラ兄の次は、心にじんとくる中編。手に取ったのは「草の竪琴(トルーマン・カポーティ著/大澤薫訳)」(画像がないので空の写真でも)。
少年と老女が選んだ安住の地、それは森の樹の上の家だった。樹の上ですごした束の間のひとときは確実に幸せな時間。しかし、結局は樹の上の生活、幸せなひとときに別れを告げ、少年は大人になっていく…。
しみじみと良い本でした。草の竪琴が鳴らすその調べが聞こえてくるような、小川の冷たい水のしずくが見えるような、美しい文章。そして、もう戻ることのない少年時代の美しく幸福な時間への想い。読んだ本を閉じた後、じんわりと涙が出ました。そして、再び冒頭を読み返すと、1度目に読んだ時よりもさらに美しさを増した風景が飛び込んでくるのでした。
いやあカポーティ、良い! カポーティは若い頃(いつだよ)夢中になった作家ですが、実は随分内容を忘れてしまったので、この秋あたりに一気に読んでみようと考えてます。
そして、こっそり報告(冒頭に書くのはちと恥かしいので)。今週からランニングを再開しました。火曜日はウォーキングの最後の1kmあまりを走ってみました。そして昨日は3.8km。うがー、帰宅後吐きそうになりました。そして今日は4km。ゑづくかもとビクビクしながら走りましたが、そんなことはなく、元気に走れました。ちょっと感動。スピードは全然出ませんが、それでも走れるだけで幸せです。これから身体も生活も「走ること」に慣らしていこうと思います。ふう、隠遁生活は長かった。


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