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27.09.2007

Yahoo!のニュースで

「米タレントのパリス・ヒルトンさんが26日、ウェブサイトで今年11月に戦火で引き裂かれたアフリカのルワンダへの訪問を計画していることを明らかにした。」

……むむう。何だこの記事は。まずは日本語を勉強しなさい。話はそれからだー。

出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070927-00000057-jij-ent

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25.09.2007

リビアの小さな赤い実

三連休は何だかんだで、ランニングも読書も「たっぷり」というほどには至らず。

数ヵ月に及ぶ休暇中に筋肉が落ち、脂肪がついた。体重はちょっぴり増え、体脂肪は大きく増え、見た目はとても太った(涙)。膝が痛くなるのも当たり前だわね。減量すれば膝の負担も軽くなって痛まなくなるのかもしれないなあ。だけど、減量のためにこそ走りたいのだ。膝の負担のことを考えていたらいつまで経っても走れない。むーう。堂々巡りのこの頃。

070925リビアの小さな赤い実(ヒシャール・マターム著/金原瑞人、野沢佳織訳)

2006年のブッカー賞の最終候補作品で、アラブの話ということは私の好みかも…と手に取る。この作品は、語り口だけを見るとYAですが、内容はやはり大人向け(最近、文学のカテゴライズはつくづく無用だと感じます)。リビアが抱える政治的な問題、そして自らとそれを取巻く環境の不安定さが子供の目から描かれています。また、この物語は「男達の国で(原題=In the country of men)」生きてきた母、ナジュワの物語でもあります。英語で書かれたこのリビアの話を、リビア国民が母国で、そして母国語で読む日が来るのだろうか。

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22.09.2007

白の闇

ここのところ、走り始めて500mほど膝に痛みが走っていた。それも体重がかかるたびに「ずきっ」と嫌な感じ。そういえば運動を再開したウォーキングの時から怪しい痛みを感じていたのだった。走りこんでるわけじゃないので、疲労性の炎症とは違うみたいだし、原因はいったい何だろう。走る生活にも慣れてきたのになあ…と悶々としていたら、今日は走り始めも、全然痛まなかった。まったく膝は神秘だ。明日も痛まず走り始められたら、少し距離を伸ばしてみようかな。ちなみに本日はパンラン。コースの途中に激坂があり、トレーニング不足の脚には結構こたえます。今日は前方を「歩いて」いる中学生を追い越せなくて、ちとショック(汗)。

070922 早朝に走っているうえ、仕事量がオーバーフロー気味のせいか、平日の読書が停滞気味。読みたい本は鼠算式に増えているため、気持ちが焦る。この三連休は少し読書に時間を取りたいな。

平日、眠い目をこすりながら読んでいたのは「白の闇(ジョゼ・サラマーゴ著/雨沢泰訳)」。サラマーゴは1998年にノーベル文学賞を受賞したポルトガルの作家です。

ある日突然、失明する。そしてその失明が伝染するとしたら社会はどうなるのだろう。失明者ばかりが隔離された病棟は、人間社会が保ってきた秩序を簡単に失う。社会は「見える人」によって築かれ、営まれているからだ。そして、この「失明」という概念は比喩に過ぎない。「見えない」人間が易々と秩序を、理性を失う様を、私たちは身近でも目にしていることをこの本を読んでいて思い起こす。

実に面白い作品でした。訳に時々「むむう~」という部分はあれど(原文が大変に長いのだそうだ)、人間の本質を深く掘り下げる名著です(アマゾンのマーケットプレイスの値段は足許見てると思うぞ)。

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20.09.2007

ムーン・パレスとティンブクトゥ

Img_1364 膝痛の大事を取って2日間休む。今朝は階段昇降でも痛まなかったので走ってみました。走り始め500mくらいは歩を進める度にやっぱり痛みが走り、引き返そうか、やっぱり走ろうかと逡巡している間に痛みが治まったため、疲労性の関節痛というよりも運動不足が原因という気がします。走っているうちによくなりますように! 写真は6時前、走り始めた時の空。随分日の出が遅くなってきました。

日中はまだ35℃を上回る猛暑日が続いていますが、気持ちの上では何となく「秋」。秋の読書として「カポーティ祭り」「アーヴィング祭り」「オースター祭り」の開催を予定してます。ちょっと欲張りすぎかも。9月は既にオースターを2冊読了。

070920_3 オースターが米文学界に台頭したのは、私が翻訳本を読まなくなった後のこと。今回「ムーン・パレス(柴田元幸訳)」を読んで、ああああこんな本を読まずに過ごしていただなんて、と地団太を踏む思いをしました。この本の世界観は村上春樹の小説のそれと類似するものがあり、期せずして日本と米国で似たような(もちろん小説の筋などは全く異なるのですが)世界観を持つ本が出版され、世に受け入れられていたというのは、偶然ではないような気がします。

070920_4 そしてもう一冊は最新作の「ティンブクトゥ(柴田元幸訳)」。この本は、犬の目線から飼い主との死別、新しい出会いと別れ、そして旅立ちを描いた作品。読み始めは、作品の世界を掴むのに少し努力を要したものの、読み進めるにつれて老犬ミスター・ボーンズの独白に心を奪われる。ちなみに「ティンブクトゥ(Timbuktu)」は、マリ共和国のトンブクトゥ転じて「ここから遠く離れたところ」という意味、この作品ではつまり「天国」のことを指しています。実はこの本を読む前に残虐極まりない本を読んでしまい、すっかり荒んでしまった心にこの表紙の犬の写真がじんわり沁みたのでした。実は、太った猫と爺臭い犬に目がないのです。ふふ。

秋の読書も充実しそうだなあ。

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18.09.2007

ご無沙汰していました。

今月はもう少しマメに更新すると言っておきながら、すっかりブログ更新をサボってしまっていました(汗)。サボっていた10日あまりの間、3泊4日で大阪に里帰りした他はいつも通り。時々走り、まあまあ仕事し、毎日本を読んでいました。生活自体はあまり変わらず。

ランニングに復帰してほぼ1ヵ月。はじめに勃発していた激しい息切れはなくなったものの、膝痛が出たり引っ込んだりして、まだ距離もスピードも伸ばせないまま。それでも、初冬のレースに出てみようかなどとお色気を出してます。私の場合、まずエントリありき。目標となるレースが決まらないと練習にも気合が入らないので、ちょっと無謀でもエントリするつもりです。膝の調子と相談しながらですが、少しずつ脚や心肺にも喝を入れていこう。

仕事はまあいつも通り。気を抜くとガチガチにスケジュールが埋まってしまうので、能率を上げて捻出した時間には仕事を入れないよう画策中。

070918 本は2日にほぼ1冊のペースで読んでいます。翻訳モノの楽しみ方に目覚めてからというもの、宝の山を目の前にして笑いが止まらない、という状況です。お陰で和モノには全然手が出ません。もちろん、同業者として「こんな訳をしてはいかーんでしょ!」という作品に当たることもままありますが、和モノでは味わえない奥深さを楽しんでいます。そうそう、久しぶりに和モノも手に取ったのだった。と言っても書評本だけど。「桜庭一樹読書日記 少年になり、本を買うのだ。」は作家桜庭一樹が本を買い読みまくる日々をつづった日記。読みたい本が一気に増える楽しい書評です。書評家からの視点、作家としての視点ではなく、読者の目から見て「面白い!」という作品が書かれた書評を読むと「読みたい!!」という気持ちが高まりますね。また、読んだ本についても紹介していきます。

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05.09.2007

二十世紀

懸案の膝痛が治まったので、恐る恐る走ってみる。今朝は朝食のパンが切れていたので、久しぶりにパンラン。パン屋は上り坂の向こう。復帰したばかりの足に急な坂道は苛酷だったかも。足は全然上がらないし、大量の汗をかく。だけどいつもと違う道を走るのは楽しい。朝もやに煙るオレンジ色の町並みが綺麗だ。

膝は途中「おや?」と思うことはあったものの、大丈夫みたい。ああ、よかった。と安堵したものの、走り終えた後に股関節近辺の筋肉が痛む。過去に傷めた部分を一巡しているみたい。通過儀礼のようなものかもしれないな。何はともあれ、今朝は走れてよかった。

Img_1338 早朝ランの後の楽しみは果物。ランの後は、お茶や水を飲んでも渇いた身体が満足することはなく、渇きはなかなか癒えることがない。ところが何故か果物は渇いた身体を一気に潤してくれるのだ。夏の間はスイカ一辺倒だったけれど、ここ数日は梨。秋が近いんだなあ。

最近、店に並ぶ梨は「長十郎」や「豊水」などオレンジ色で甘味の強いものがほとんど。だけど、私にとって梨と言えば「二十世紀」です。わずかな苦味のお陰で却って甘味が強く感じられ、瑞々しい。子供の頃に食べていた梨は二十世紀だったと思う。運動会のお弁当の脇にデザートとして母が詰めてくれたのはいつもこの梨だった。最近はあまり店頭に並ぶことはなく、入手は専ら生協に頼っています。発売される期間も短く、秋の訪れが感じられる今の季節だけの楽しみです。

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04.09.2007

ピギー・スニードを救う話

9月の声を聞いた途端に、朝ふっと涼しい風を頬に感じるようになった。膝痛は徐々に治まってきた模様。明日あたりから走れるかもしれません。

週末は土佐選手に力を頂きました。マラソンを観ていた多くの方がそうであったように、私も手を握り締め、最後には目頭を熱くしました。最後まであきらめないこと、自分の力を信じること。走る姿だけで、こんなにも教わるんだなあ。さあ次は私の足で走る番だ。

070903 ◎「ピギー・スニードを救う話(ジョン・アーヴィング著/小川高義訳)」。文庫化したので早速購入。アーヴィングにしては珍しい短編集。唯一の短編集なのだそうだ。アーヴィングが小説家となるきっかけとなった表題作、そしてディケンズ論にかこつけたアーヴィングの小説論「小説の王様」の他にも「インテリア空間」、「ガープ」の処女作「ペンション・グリルパルツァー」などを収録。

短編でもしっかりアーヴィングの世界が凝縮されている。おしゃべりな家族もいれば、熊も登場する。この短編集を読んでアーヴィングの長い物語を読み(直し)たくなった。それからディケンズも。「小説の王様」を読んで学生の頃に読んだはずの「大いなる遺産」をやっぱり全く覚えていないことが判ったのだ。私ったら…。

アーヴィングが好きなら楽しめる作品。これからアーヴィングを読みたい人の入門編としても。実はこの秋は「アーヴィング祭り」も開催予定なので、とっかかりとなる一冊となった。小川訳、上手いなあ。

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断りきれない性分なので、気を抜くとつい、いっぱいいっぱいの仕事を請けてしまう。断りきれない、という部分をどうにかしなければ。

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01.09.2007

8月

気づくと9月。ブログの更新をすっかりサボってしまっていました。

日中はまだ30℃を大幅に超える毎日ですが、早朝はふっと涼しい風を肌に感じるようになりました。少しずつ心も身体も走る生活に戻りつつあります。とは言え、まだ短い距離でへろへろです。おまけに走り始めたばかりだというのに、膝には痛みが走ったりして、半年前の身体に戻すには1年以上かかるかもしれません。前途多難なランニングライフという気もしますが、走れること自体が幸せだし、何度も初心者の喜びを味わえるというのも悪くありません。

8月の読書はお盆休みのお陰で充実しました。13作品18冊。読書量が増えると、仕事の質も上がります。だけど読めば読むほどに読みたい本が増えて、読書時間の捻出がどんどん厳しくなるのも事実。ふー、読書しまくっていた休養期間はやっぱり楽しかったなあ。8月に読んだ本は下記の通り。

・「本泥棒」マークース・ズーサック著/入江真佐子訳
・「バルザックと小さな中国のお針子」ダイ・シージエ/新島進
・「獣の奏者 Ⅰ 闘蛇編」上村菜穂子
・「獣の奏者 Ⅱ 王獣編」上村菜穂子
・「オルガニスト」山之口洋
・「カラマーゾフの兄弟1~4、エピローグ」ドストエフスキー/亀山郁夫
・「草の竪琴」トルーマン・カポーティ/大澤薫
・「朗読者」シュリンク/松永美穂
・「夜想」貫井徳郎
・「悪童日記」アガタ・クリストフ/堀茂樹
・「彼方なる歌に耳を澄ませよ」アリステア・マクラウド/中野恵津子
・「マイケル・K」J.M.クッツエー/くぼたのぞみ
・「こころ」夏目漱石
・「夜の来訪者」プリーストリー/安藤貞夫

070901 今月のヒットは「彼方なる歌に耳を澄ませよ(マクラウド)」。読み進めるにつれて胸の中にじわじわと溜まっていった水が、一気に決壊して溢れる。溢れても溢れても、物語はなお私の胸に水を満たしてくれる。こんな本に出会うために私はこれまでページを繰ってきたのだ。すぐれた作品にはあらすじも美辞麗句も必要ない。大切な人に黙って差し出したい一冊。

草の竪琴(カポーティ)」や「バルザックと小さな中国のお針子(シージエ)」もしみじみよかった。また「朗読者(シュリンク)」「悪童日記(アゴタ・クリストフ)」は新たな視点から戦争を考え直す機会となった。8月は本当に良い読書ができた。本当はやっぱり一冊ずつ感想を書くべきだったな。今月はもう少しマメに更新します。

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