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20.09.2007

ムーン・パレスとティンブクトゥ

Img_1364 膝痛の大事を取って2日間休む。今朝は階段昇降でも痛まなかったので走ってみました。走り始め500mくらいは歩を進める度にやっぱり痛みが走り、引き返そうか、やっぱり走ろうかと逡巡している間に痛みが治まったため、疲労性の関節痛というよりも運動不足が原因という気がします。走っているうちによくなりますように! 写真は6時前、走り始めた時の空。随分日の出が遅くなってきました。

日中はまだ35℃を上回る猛暑日が続いていますが、気持ちの上では何となく「秋」。秋の読書として「カポーティ祭り」「アーヴィング祭り」「オースター祭り」の開催を予定してます。ちょっと欲張りすぎかも。9月は既にオースターを2冊読了。

070920_3 オースターが米文学界に台頭したのは、私が翻訳本を読まなくなった後のこと。今回「ムーン・パレス(柴田元幸訳)」を読んで、ああああこんな本を読まずに過ごしていただなんて、と地団太を踏む思いをしました。この本の世界観は村上春樹の小説のそれと類似するものがあり、期せずして日本と米国で似たような(もちろん小説の筋などは全く異なるのですが)世界観を持つ本が出版され、世に受け入れられていたというのは、偶然ではないような気がします。

070920_4 そしてもう一冊は最新作の「ティンブクトゥ(柴田元幸訳)」。この本は、犬の目線から飼い主との死別、新しい出会いと別れ、そして旅立ちを描いた作品。読み始めは、作品の世界を掴むのに少し努力を要したものの、読み進めるにつれて老犬ミスター・ボーンズの独白に心を奪われる。ちなみに「ティンブクトゥ(Timbuktu)」は、マリ共和国のトンブクトゥ転じて「ここから遠く離れたところ」という意味、この作品ではつまり「天国」のことを指しています。実はこの本を読む前に残虐極まりない本を読んでしまい、すっかり荒んでしまった心にこの表紙の犬の写真がじんわり沁みたのでした。実は、太った猫と爺臭い犬に目がないのです。ふふ。

秋の読書も充実しそうだなあ。

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