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08.01.2008

禁煙タクシー

昨日からタクシーに禁煙を課する自治体が増えた。非喫煙者としてはありがたい話です。我が家ではオットも煙草を吸わないし、私は一日中煙草のない環境で過ごしているので、ほんのちょっとの煙草の匂いでも私の鼻は感知し、即座に気分が悪くなる。もともと敏感だった鼻はどんどんその感度を増し、すれ違う人が喫煙者かどうかもわかるくらいだ。はっきり言って自分でも迷惑な特技だと思う。

近頃は拍車がかかりすぎて外出もままならない。昔はよく通ったバーも、今は煙草の匂いが気になって足を踏み入れることがなくなった。好みの音楽と美味しいお酒とお洒落な室内は今でも魅力なんだけど、酔っ払って帰宅した後に自分の服や髪から煙草の匂いがするだなんて、想像するだけで気が遠くなる。外食する回数も滅法減った。煙草の匂いとともに美味しく楽しく食事をするのは私にとってかなり困難なことになってしまったのだ。

普段、自家用車を使っているのでタクシーの利用頻度はとても低いのだけれど、去年は病院への往復に何度かタクシーを利用した。タクシーの中の煙草の匂いは不調の身にひどくこたえ、病院からの帰り道が途方もなく長く感じられた。だから基本的に禁煙タクシーはありがたい。あんな狭い密室で煙草を吸われたら、ちょっとやそっとの換気くらいじゃ匂いが消えるわけがないし、利用者には高齢者、子供連れ、病人が多いのだ。西日本ではさっぱり普及しないところに意識の低さが伺われる。私の住む市なんてアーケード内の路上喫煙すら条例で禁止できない(市議会で却下された)のだから、推して知るべしだ。

こんな風に自分が煙草と縁のない生活を続けていくに連れ、煙草との共存は難しいと感じるようになった。でもね、だからと言って声高に、ヒステリックに嫌煙を訴えるつもりはないんです。吸いたい人は吸えばいい。でも吸わない人に迷惑をかけないでね、という話なのです。ただ、知らぬ仲の喫煙者と非喫煙者との共存は難しい。「迷惑」に関して同意が得られていないし、互いに遠慮や我慢、許容の線引きが明確でないから。そういう意味でタクシー内は禁煙という線引きはありがたいと思う。

だけど喫煙者にとっても、非喫煙者の声はまさに「煙たい」ものに違いない(どうもすみません)。禁煙タクシーを伝えるニュースでも不満の声たらたらだったなあ。共存が難しいのだから、いっそのこと喫煙車と禁煙車に分けたらどうでしょうね。タクシーこそ効果的に分煙ができるスペースのように思えるのだけれど。

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Comments

こんにちは、京丸さん

たばこを吸うタクシーの運転手さんにとっても、お客がすえば受動喫煙になるわけで、発ガン率が飛躍的に高まって肺ガンになってしまった場合、労災?となって、となると会社側としてはリスクを考えた場合、前車禁煙!とした方が社会的にもウケがよい。だからじゃないでしょうか?
たばこを吸う人はあの車内に染みついた嫌な匂いが全くわからないようですし。
同じようなことがホテルにも当てはまると思うのですが、禁煙ルームなのにたばこの匂いが染みついた部屋に泊まったことがあって、困ったことがあるものですから。

Posted by: ヤマシュウ | 08.01.2008 at 19:05

嫌煙については全く同じ考えですが、とにかくボクも煙に弱くなりました。オフィスは喫煙室がありますが、その扉が開くだけで目が痛くなります。
モクモクの会議のなかにいた昔は、ある意味免疫があったわけで、今は耐性が弱くなってるんですね。こうやって生物は何かに対する免疫不全を持つのかもしれませんね。
今日は喫煙者に最も寛容なドトールで、たまらず席を立ち他の店に移りました。

Posted by: さまりす | 08.01.2008 at 23:27

◎ヤマシュウさん

大分県はいの一番にタクシー内全面禁煙となりましたね。素晴らしいな。先日のニュースでは喫煙者の運転手さんが吸えなくなったことをぼやいていらしたので、それなら喫煙したい運転手さんの車に喫煙者のお客さんが乗れば一挙両得じゃないかなと考えたのです。もちろんその場合、健康を害しても会社に責任を問えないようにしなくてはなりませんね。

ヤマシュウさんがおっしゃる通り、染み付いた匂いでも気分が悪くなりますよね。それに、今回の禁煙導入では「車内で吸っている人には携帯灰皿を渡す」などの措置を取っているそうですが、それじゃ意味はあまりないなあと感じています。禁煙車は完全禁煙でないとね。

そうなると自己責任で煙草を吸える喫煙車も存在してもいいんじゃないかと思うわけですたい。ヘビースモーカーでも他人の吸った煙草の煙は嫌いという人が多いという話なので、普及するかどうかは謎ですけれどね。


◎さまりすさん

世の中に分煙/禁煙が広まったお陰で、喫煙者と非喫煙者の溝は益々深くなったのかもしれませんね。非喫煙者はますます煙に弱くなったし、喫煙者は「我慢させられている」感を強めたに違いありません。

私も会社勤めの頃は隣のデスクにヘビースモーカーがいても今ほど気になりませんでしたが、煙と縁のない生活が長くなればなるほどに、煙への感度は上がりまくっています。

今はコーヒーを飲むならスタバだなあ。

Posted by: 京丸 | 09.01.2008 at 14:21

私も昨日は久しぶりに飲み会の席に喫煙者の方がいらっしゃって、煙がつらかったです。
ラン仲間との飲み会にはスモーカーがいないのが嬉しいよね♪

義父は未だに1日3箱も吸ってしまうヘビースモーカーです。
2階に行くと、タバコの匂いが服についてしまうのが悩みのタネなのよね~。

Posted by: みなみ | 09.01.2008 at 23:35

◎みなみさん

走るようになり、自転車に乗るようになって宴会の空気も一層綺麗になりました。私も普通の宴会はつらいだろうな~。飲んでる時の煙は余計につらいよね。酔いが回りそうです。

そういえばお義父さまはヘビースモーカーでしたね。このご時世の中、息子さんが生涯喫煙本数を計算してくださっても、堪えることのない筋金入りでいらっしゃるのね。

私も法事や親戚づきあいがちと厳しいです。

Posted by: 京丸 | 10.01.2008 at 08:39

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