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16.06.2008

五木村を目指す

だめだ~、秘境探訪が止まらない。先週呆然としてからというもの、頭の中は秘境の景色がぐるんぐるん、地図に首っ引きで次の秘境サイクリングのコースを探す毎日だった。

そして土曜。行き先として選んだのは球磨郡五木村。五木村にたどり着くために色んなルートを候補に選んでいたのだけれど、折からの大雨で国道445線が美里町側で土砂崩れしたため、人吉市まで自動車で南下して五木村を目指すコースを選ぶ。五木は前出の泉村と同じく山深い村で、年若くして奉公に出た五木の娘達が唄ったという「五木の子守唄」で有名な村だ。また、村を流れる川辺川は今後ダム化が予定されていて、川の姿を今のうちに見ておきたかったのだ。

Img_1920スタートは球磨川サイクリングロードを走った時と同じく、人吉城址公園。球磨川ではボートがたくさん浮かんでいる。天気は曇り、景色はすこし淀むけれど、気温がさほど高くないのでロングライドにはいいかもしれない。

国道445号線を北上して五木村を目指す。445号線に入るまでは、行き交う人に何度か道を尋ねる。皆さんとても優しく「頑張っていってらっしゃい」と声をかけてもらえる。

Img_1922人吉を過ぎると相良村。市街地を走っていた445号線はいつしか川沿いとなり、水の音が近くなる。

この川辺川を延々と上流目指して登ると五木村にたどりつく。

んー。相良村って結構開けてる。それに緩やかにアップダウンを繰返して、少しずつ標高を増していくので、前回の激坂と比べると楽チンだ。下り坂で休憩できるしね。村フェチは、もっと山深くい村の激坂を予想していたので、ちょっと肩透かしを喰らった気分。

Img_1925_2前回の泉村の道と比べるとその整備のなされようも雲泥の差だ。やっぱりダム化に向けて巨額のお金が使われているだけのことはある。

走っている445号線は、かつて村が存在した川沿いの道から随分高い位置に新たに設置されている。川沿いに存在した村はもうそこにはない。いつかここがダムとなったら対岸のあの橋とこの道の間に大きな湖ができるのだという。河川にかかる古い橋が物悲しい。写真ではわかりにくいけれど、工事のために川の水は一様に白濁している。

大きな水害を頻発したことを契機にダム化が計画されたのだけれど 、村が失われ、自然が損なわれる様子を目の当たりにすると、今後もダム化を進めることが正しいのかと問いたくなる。実際に、現地や熊本県でもこのダム化については熱心に議論が交わされている。私も村フェチというからには少し勉強しなくては。

Img_1929_2いくつかのトンネルで怖い思いをしたものの、意外にあっさりと五木村に到着。ダム化のお陰で村の中心部は山あいに新しく作られていて、ぜんぜん村っぽくない。

随分と標高の高いところまでやって来たはずなのに、やっぱり上りっぱなしじゃなく、微妙にアップダウンを繰返す道だったお陰で疲労感もないので、もう少しこの道を走ってみることにする。

川の向こうに見える山は泉村だろうか。

Img_1930_2 Img_1935_3

新しくてぴかぴかの村中心部を抜けると、少しずつ山が深くなってくる。坂も少しずつ傾斜が増してきた(嬉)。村のサイクリングはこうでなくちゃね。

Img_1932_2片道40kmを走ったところで、パラっと雨粒が落ちてきたので、そこで往路終了。五木村八重という村落でした。帰宅して地図で調べてみたら、泉村まであと4~5kmだった模様。うーん、雨が降らなければ泉村まで到達できたのに、残念。次回この道を走るときには泉村まで行きたいな。

今回はアップダウンを繰返したとは言え、80kmあまり走っても疲れはあまり感じなかった。少しは坂への耐性がついたということかな。曇っていて気温が高くなかったのも一因かな。

ここ数回、激坂挑戦のお陰で走行距離が短く不完全燃焼だったので、長い距離を走れたのは嬉しかった。でも、もう少しへとへとになってもいいぞ。 美味しいビールを飲むためにもね。

Img_1928_2 それから特筆すべき点。以前の球磨川サイクリングの時にも感じたのだけれど、人吉(および球磨)の皆さんは本当に心暖かかった。顔を合わした人のほとんどが「こんにちは~」と挨拶してくださったし、子供たちに至っては「がんばれー」と応援してもらった。人吉(ひとよし)という地名は、こんな人柄の良さから来ているのねと、ほのぼのとするサイクリングとなったのでした。

あっ、今回もお土産は鳥飼(米焼酎)を2本。2週間前に買った分は飲み干したので。ちなみに鹿はいませんでした。

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Comments

今回は安心して読めました。
何しろ私は、高所恐怖症。中途半端な高さが怖いので、つり橋がとっても苦手なんです~。
前回の記事の、つり橋の写真を見ただけで、読み進むのをためらっちゃいました。
少し引いた写真だったりすると平気なんですけどね。
(中途半端じゃなく、うぅ~んと高いところは、なぜか大丈夫)

往復80キロでも疲労感がない・・・ううむ、京丸さん、チャリ用の体に変化してきていますね。
それとも、お土産が元気を呼び起こしてくれるのでしょうか?
アップダウンが多少でもあれば、筋トレの役目もしてくれますよね。
これはこれは、コソ練のひとつでしょうか?

Posted by: 海実子(みみこ) | 16.06.2008 at 22:24

五木村ときたら、次は椎葉かな?県境越えるけど.、、、
秘境を巡って脚力アップ、心肺機能もアップいいっすね。
しかし、椎葉への道が今でも舗装されていなければ、ロードバイクでは走れませんネ。
今回は、鹿に会えなかったということですが、キジは?狸は?狐は?イノシシは恐いので遭遇しないことを祈ります.

Posted by: ヤマシュウ | 17.06.2008 at 04:55

◎海実子さん

おや、海実子さんも高所恐怖症でいらしたのですか(仲間が見つかって嬉しいな~)。写真をごらんになっただけでも怖くなるだなんて、レベルが高い!怖がらせてしまってすみません。今度から怖くない写真を掲載するようにしますね。

自転車の往復80kmは思いのほか早く慣れることのできる距離のような気がします。長く身体を動かすことに耐性があれば、多分あっと言う間という気がします。そうですね、ランのコソ練にもなりそうです。

私の元気の素…お土産と、それからやっぱり冷たいビール!!です。水分を絞りきった状態で喉に流し込むビールは何ものにも代え難いのですよ~。

Posted by: 京丸 | 17.06.2008 at 08:20

◎ヤマシュウさん

うふふふ、椎葉には先週行ってきましたよ。日曜日、雨が降って自転車に乗れなかったので、サイクリングコースの偵察ということで車で。やっぱり考えることは同じですね。近いうちに椎葉の写真も掲載しますね。

舗装は大丈夫でしたが、蘇陽から五ヶ瀬を経て椎葉までは予想以上に距離があるうえ、長いトンネルがあるので椎葉までのサイクリングは実現できるかちと謎ですな。単車ならひとっ飛びで椎葉に走り、湯前町に抜けるなんてことも可能なんですけどね。

五木村はやっぱり人の手(工事)が多く入っているので野性の動物は減っているような気がします。でも泉村にはイノシシも居るんだそうですよ。会うんだったら遠目で会いたいです。猪突猛進されたら怖いですよね。

Posted by: 京丸 | 17.06.2008 at 08:29

村フェチねー(笑)
毎日地図を眺めて鄙びた村を探すのは楽しそう~!
うちのオットなどは、ひたすら激坂を上るのが目的で、景色なんか二の次みたいだけど、やっぱり私たちは景色が一番重要だよね。
私も思い切ってもっと山の方に行けば楽しさも発見できるのかもしれないけど、一人で行くほど勇気がないし、夫はちんたら走るのは嫌みたいだし。
なかなか先に進めないのであります。

来週はどこへ行くのかな?週明けの報告がお楽しみになってます♪

Posted by: みなみ | 17.06.2008 at 23:08

◎みなみさん、おはよん♪

んもう、すっかり村フェチです(笑)。地図好きも高じて、絶景ルートを探すのに余念のない日々でありますよ。そか、オットさまはやっぱり激坂フェチですか。泉村にお連れしたいぞ(笑)。

私は坂が好きと言っても恐ろしく遅いので、オットには先に行ってもらってひとりでちんたら走ってることが多いのよ。写真も撮りたいしね。オットは適当なところで待っていたり、往復したりしてます。そもそも私と同じスピードで激坂は登れないらしいです。遅すぎて(笑)。

ひとりっきりだと不安もあるけど、同じひとりでも前方で誰か待っていてくれると思うと安心だから、オットさまと一緒に山にも行ってみては?平坦な道より断然楽しいよ~。

来週はふふふ、いつもとは違う週末になる予定です。

Posted by: 京丸 | 18.06.2008 at 08:26

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