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29.10.2008

新旧飲み比べ

南薩摩の旅の話には続きがあります。蔵元で焼酎を2本購入したことは前回の記事にも書きましたが、帰宅し袋を開けてみたら…品物が違っていたのです。欲しかったものは、かつて私が芋焼酎の美味しさを初めて知った焼酎で、蔵でなければ手に入らない逸品だとか。その品物を購入したはずでしたが、袋に入っていたのは「新酒」。確かに、新酒はできたばかりで美味しそうだけど、行きつけの近所の酒屋でも入手できる品物です。

あ~ようやくあの焼酎と再会できたと思ったのにな、と肩を落とし、返品交換していただこうと蔵元に電話してみたところ…。

所望の品をすぐに送ってくださるとか。どうやら、蔵を案内してくださった方が、私たちと交わした会話を覚えていてくださったようです。わーよかった!! 新酒の方が値段が安いので差額の支払方法を尋ねると、こちらの手違いですので差額の送金は不要、新酒もぜひ飲んでくださいとのこと。 ですが私も、商品を受け取る時に袋の中を確認しなかったため落ち度がないわけじゃありません。何度か固辞しましたが、折りしもその日は新酒祭りの当日ということもあり、ふるまい酒を頂戴するつもりでお言葉に甘えることにしました。

ミスは起こり得るもの、出来る限り起こさないようにして起きてしまったそのミスをどう対処するかで企業の体質や姿勢がわかります。企業にクレームを入れても却って気分を害するようなことが多い昨今、薩摩酒造ブラボー!であります。電話を受けた方もとても丁寧でした。前日のやり取りを覚えていてくださったことや、新酒祭りの縁起良き日であったことも、よかったのでしょう。ですが、しっかりとした企業であるうえに、やっぱり南薩摩の人の温かさによるものですね。

Img_2540翌日には早々に所望の品が届きました。3本並ぶとなかなか良い眺めです。左から明治時代のどんぶり仕込の焼酎、旧式仕込みの白瓶(←これが本来欲しかったもの)、そして2008年の新酒です。

頂く器もお気に入りのものを選んでみました。左から復刻版薩摩切子、10年以上前に勇気をふりしぼって買い求めたものです(その後、もう一個買って対で使うつもりだったのにいまだに買えてません)。そして、父に買ってもらった器、絵柄がちゃんと写ってないな~。最後に、少し年代の古いそば猪口。

明治の焼酎は野生的な芋の香り。旧式仕込の白瓶は少しクールで爽やか。新酒はまろやか。そして白瓶は明治の野性味も新酒のまろやかさも合わせ持つような感じです。製法が新しくなるにつれ、飲みやすくなっているみたい。うふふ、私は野生的なお方に惹かれました♪

旅を語る晩酌はまた格別です。今夜の晩酌もまた南薩摩のあたたかさを味わうことになりそうです。そういう訳で、今月の休肝日はまだ4日。いよいよ年間目標の達成は厳しくなったなあ。

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