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03.02.2009

緑の魔女

鼻が利く。有能な刑事という訳ではなく(すみません)。慢性副鼻腔炎だというのに、匂いに過敏なのだ。自分の嫌いな匂いをすかさずキャッチしては、気分が悪くなる。

悪いことばかりじゃない。数年前、嫌な匂いで目を覚ましたところ、1階のストーブの火が完全に消えていなくて、リビングには恐ろしい匂いが充満していたということがあった。我が家は木造安普請なので2階の寝室まで一酸化炭素が流入したのだけれど、過敏な鼻センサーが気づいたのだった。死ぬかと思った。普通だったら眠ったままお陀仏だ。鼻が利くお陰で命拾いした。

だけど、ほとんどの場合は鼻が利くことが災いしている。ご近所の暖機運転で流れ込む排気ガスの匂い。乗り物の中で漂う柔軟剤の香り。煙草の残り香。苦手な匂いを嗅いではよれよれになる毎日だ。家の中からは、できれば嫌いな匂いを排除して快適に過ごしたいと切望している。

しかーし、どうも気になる。何がって、食洗器用粉末洗剤のフローラルな香りだ。スペースの関係上、調味料と同じ場所に保管しているのだけれど、調味料を取り出そうと扉を開けた途端に匂ってくる。食べ物と同時に匂うには強すぎる。あまりにも人工的だし。市販の洗剤は片っ端から試してみた。でも、どれもこれもフローラルだ。シンク脇の小さな扉を開けるたびに軽く絶望する。

Photoこんな鼻に少なからずうんざりしている私が、行脚に行脚を重ねてようやく巡り会ったのがこの「緑の魔女」。香りは弱いミント。やったーフローラルから解放される!扉を開けてもあの嫌な匂いが立ち上ることがなくて、イイカンジだ。有難いことに、洗った後のもわっとした嫌な匂いもなくなった。さらに言えば、排水溝がピカピカになるのだとか。

食洗器の排水溝を覗く機会はないので、その効果のほどを知ることはなかったのだけど、手持ちの食器用(手で洗う方ね)洗剤が切れた時に、こちらに買い替えてみた。すると、おおお排水のバスケットがぬるぬるしなくなった。これまで石鹸タイプのものを使っていたので、手肌が荒れるかも、と心配していたけど、それも大丈夫みたい。また、普通の洗剤を使っていた人にとっては泡立ちが悪く感じられることもあるそうだが、そういう場合は普通の洗剤を混ぜて使うといいらしい。

排水溝が綺麗になる、というのはどうやらバイオの力で排水の水質がよくなるからなのだそうだ。環境に良いうえに、匂いも臭くなく、おまけに家事が楽になるのなら申し分ない。かくして、匂い対策で選んだ緑の魔女は、排水溝も綺麗にしてくれる優れものでありました。 鼻が利くのも悪いことばかりじゃないのだな。

***

Photo_2

「猫を抱いて象と泳ぐ(小川洋子)」

早くも今年の一冊に選ぶべき作品に出会ってしまったようだ。待ち望んでいた小川洋子の新作は、やはり静かな愛に包まれた素晴らしい作品だった。

チェスの駒を置く音だけが響くこの物語の世界では、駒は言葉よりも饒舌で雄弁に語る。リトル・アリョーヒンが異形の唇を持って生まれてきたのは、チェスという語る手段を持っていたから。登場人物は皆印象深く、その静謐な世界の中をずっと漂っていたいと感じる一冊だった。

図書館の新刊到着案内でたまたま目にしてすぐに予約を入れて読んだのだけれど、これは買うべき本だったなあ。

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Comments

私も鼻が利きすぎる。だから車のシートの匂いとか苦手です。
味覚もいいほうなので、鈍感なとーちゃんとよくぶつかるよ。
緑の魔女ってバイオなの?
とても気になるな。探してみるね。

Posted by: とだひ | 03.02.2009 at 21:34

とだひさん

ああ、車のシートの匂いとか、芳香剤の香りとかもよろよろ対象です。鼻が利くのも考え物だよね(涙)。

「緑の魔女」には、配水管の汚れを食べる微生物の栄養分が含まれているのだそうです。排水溝ってすぐにヌメってしまうから気が抜けなかったんだけど、これに替えてからそんなに気にならなくなったよ。品揃えのいい大型スーパーなどには置いていると思います。値段も普通の洗剤とそんなに変わらないよ~。

Posted by: 京丸 | 04.02.2009 at 08:38

私もどちらかというと臭いには敏感な方だけど、食洗機の洗剤の臭いはフローラルに感じたことがないです。なぜだ?
(ちなみに使っているのはフィニッシュ。あ、これのキューブ型ならきっと置いておいても臭いが気にならないと思う。個包装になっているので)

でもいい洗剤にめぐり合えてよかったね。
私ももしホームセンターとかで見つけたら探してみます。
それにしても、一酸化炭素中毒は怖かったね~。このお話、かなりぞっとするよ^^;

小川洋子さんの本は、見つけると必ず買ってしまいます。
素敵だよね~。
言葉の使い方にため息が出ます。
今、「犬のしっぽを撫でながら」というエッセイも読んでいるところ。集英社文庫から出たばかりなので、もしまだなら手にとってみてね♪

Posted by: みなみ | 04.02.2009 at 09:21

◎みなみさん

大丈夫な匂いとダメな匂いが人によって微妙に違うんだろうね。不思議だな~。緑の魔女は大きなホームセンターにはきっと置いてると思うので、機会があったら探してみてね(回し者じゃないよ)。普通の手洗い洗剤を使うと、排水溝のバスケットが長いこと綺麗なのでちょっと感動しています。

一酸化炭素の話。その時オットは爆睡中でした。私がいなかったら多分死んでました(笑)。

「犬のしっぽを撫でながら」買う買う! 紹介してくれてありがとう!エッセイもきっと素敵なんだろうな。楽しみです。友達と本について語り合えるって幸せだなあ。しみじみ。

Posted by: 京丸 | 04.02.2009 at 11:20

石鹸、ダメでしたか。
僕はもう長い間石けん100%洗剤しか使ってないです。
ついでに言えばシャンプーも石けんシャンプーです(^^;
最初の内はごわごわしたけど、2~3ヶ月程経つと逆に髪が柔らかくなって来ました。
対応リンスも有るし、手荒れも無縁になりましたよ。<洗い物係なものですから>σ(^^;
問題は、浴室の床などがすぐ白くなる事かな?
ブラシで擦ればすぐ綺麗になるんですが・・・。
後、さすがに洗濯は石けんタイプでは大変なようです。

Posted by: AKA | 04.02.2009 at 22:17

◎AKAさん

石鹸がダメだったというわけではないんですよ~。私も長年食器の手洗いには石鹸を愛用していて、できることなら全部石鹸にしてしまいたかったのですが、食洗器用の石鹸が見つからないのと、排水(溝)が綺麗になるという理由から、今のところは緑の魔女に傾倒中であります。

そう言えば以前は洗髪も石鹸でした。リンスには酢を使うといい、という話を聞いて仏製のタラゴン入りの酢をリンスに使ったりしていました。酢の匂いが強烈なのでやめてくれ、と申し渡されましたけれど(汗)。私もまたできるところから石鹸に戻そうかな~。

Posted by: 京丸 | 04.02.2009 at 23:12

酢の匂い・・・それはちょっときついかも(^^;
後、食洗機用の石けん洗剤は有ったと思いますよ。
以前シャンプーと石鹸を使っていたしゃぼん玉石鹸だったか、カタログ見た時に食器洗浄機用として製品が有ったのを覚えています。
・・・と書きながらググって見たら
https://www.shabon.com/shop/default.php?cPath=25_49&osCsid=917146ca8182b404d3fb2637a9d0bfb1
まだ有りました。
良かったぁ~(^^;
でも、その機械で使えるかどうか分かりませんね。

Posted by: AKA | 05.02.2009 at 09:37

◎AKAさん

石鹸で弱アルカリ性に傾いた毛髪を中和するとゴワゴワが解消されるらしいのですが、いかんせん酢は匂いが不評でした。酢の匂いに関しては鼻利きの私でも大丈夫だったんですけどね。ハーブも入っていたし。

食洗器用の石鹸、あるんですね。ありがとうございます!サイトも見てきました。石鹸成分にケイ酸塩を加えたものらしいので、食洗器でも石鹸を使えるのかもしれませんね。手持ちの粉石けんで一度試してみますっ!

Posted by: 京丸 | 05.02.2009 at 10:06

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