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01.05.2009

4月

Img_2631 GWに突入し、気づくと5月。だまし絵を見るかのように暦の進みは早い。確実に木々は新緑の芽を吹き、野菜は蔓を伸ばし、花は香り高くなっている。季節の移ろいに私が気づいてなかっただけなのかもしれないな。

4月はストレスフルな1ヵ月だった。色々とやること思うことが多かったので体調も今一歩だったし、読書もあまり進まなかった。4月の読書は10冊10作品。集中力に欠くと途端にペースが落ちてしまう。 ここのところ読了本を羅列するばかりで感想を書いていなかったので、時には感想も書いてみるかな。Photo_2

「海 (小川洋子)」 (新潮文庫)

2006年に出版された短編集の文庫化。短編でも小川洋子の描く世界は静謐で美しい。老人と子供のつながりを描いた作品が多く、カポーティを彷彿とさせる。成長と老い、希望と諦め、生と死が対比をなし、それぞれが浮き彫りとなる。薄い短編集は束の間の至福のひとときを与えてくれた。

Photo_3 「停電の夜に (ジュンパ・ラヒリ/小川高義)」 (新潮文庫)

文庫にて再読。米国在住のインド女性作家ラヒリが書く短編集は温かく、そして静かな哀しみに満ちている。二度と会えない人への想い、届かぬ気持ち、人と人(特に夫婦)の関係の確かさと脆さ、アイデンティティゆらぐ移民としての暮らし。どの作品もじんと心に滲みる。現代においてはおそらく誰もが移民のごとくアイデンティティを失い、人との関係に喘ぎつつ手探りで生きている。だからこそこの短編集は心を打つ。訳もよかった。

また折を見て他の本も紹介します。

休肝日は13日(年間48日)を敢行。5月は目標達成できるかしらん。ちと危ういかも(今から既に弱気)。

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