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20.05.2009

5月17日(7日目):ホムス(حمص)~パルミラ(تدمر ‎)

2009517_007朝ごはんは唯一早朝から開いていたお店へ。ん?昨日、晩ご飯を食べたお店でした。サンドウィッチとシャイ(チャイ)で120円。美味しいうえに安い。

今日は日帰りでパルミラへ。バスガラージ(ガラージ・バスマン)に向かい、パルミラ行きのバスを尋ねると、1社のみの取り扱いで12時半という。えええ、それでは今日中にホムスに帰ってこれないではないか!散々考えた末、今日まで泊まるはずだったホムスの宿をチェックアウトし、パルミラで1泊することを前提に移動することに。

2009517_008 ホムスの宿では2泊を1泊に切り上げるよ、とホテルのフロントに告げると、1泊分の宿代を返してくれた(嬉)。そして再びガラージへ。なぜだかわからんけど11時半の切符が買えた。しかし、シリアのバス会社よ、チケットに書く数字は(外人相手の場合は)世界共通の数字で書いてはもらえまいか。アラビア数字、それも癖のある字では、出発ラインが何番か、何時に出るのか、座席ナンバーが何番なのかさっぱりわからない。何度もそのあたりの人に尋ね、周囲の人々をたくさん巻き込んで(興味津々の人たちが集まってきて協議を始めるのだ)、判明するまでに恐ろしく時間がかかるのだ。(写真はガラージのサンドウィッチ屋)

2009517_011 バスに乗り、うつらうつらとして目を覚ますと車窓には砂漠が映っていた。砂の中のオリーブの木々、ぽつんぽつんと建つ家、そして人のいとなみ。初めて見る砂漠でやはり人が暮らしていると思うと、わけもなく胸が熱くなる。

2時間でパルミラへ。パルミラに来ずしてシリアに来たとは言えない、というほどにすばらしい遺跡のある街。バスを降りた途端、ホテルやタクシーの客引き攻撃に遭う。同じバスに乗り合わせたオーストラリア人夫婦と「ねえ、どうする?」「タクシーをシェアする?」と話し合ううち、声をかけてきた客引きのひとりが泊まる予定の宿の人とわかり、一安心。ホテルまで送ってもらう。この客引きの「鈴木たかしさん(多分仮名)」は宿と契約している運転手で、パルミラの遺跡巡りのツアーをやっているという。ひとり15ドル(700シリアポンド)ならリーズナブルと判断して、参加することに。

スズキさんとの約束の時間まで市中の遺跡を巡る。何しろ暑くて、遺跡は広大。圧倒される。空の青に石造りの茶色が映えてそれは美しい。強い炎天下を歩いて遺跡を堪能。そして鈴木さん(本名を知りたいぞ)のツアーへ。

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ツアーに同行したのはオランダ人夫婦。とても良い人ですっかり仲良しになる。一緒に墓を見学し、砂漠の中のオアシスの村に赴き、アラブ城へ。アラブ城では地平線に沈む太陽を堪能した。今日のツアーで訪ねた名所名 所でトルコ人団体客に出会う。言葉がすんなり通じると思うと嬉しくなって、ついトルコ人とも仲良くなる。いや本当に意思の疎通ができるということは嬉しいことだとしみじみ感じる(おまけにアラブでは文盲状態だからね)。

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沈む夕日をアラブ城から眺めた後は、ベドウィン族の家を訪ねる。ひと家族で養う羊は300~400頭、お茶をご馳走になり、テントの中も見せてもらう。同じ人間で同じ時間を生きているのに、生活ぶりはぜんぜん違う。日本での便利な暮らしもいいけれど、大地のうえで家族に囲まれ自然とともに生きる暮らしもまた幸せだろうと思う。帰路につく前に見上げた空には星がきらめいていた。

2009517_074パルミラでは、到着直後に入った店がビールはあれどツーリスティックな最低の店だったので、早々にビールを売っているお店を探した。すぐに見つかったので、暑くて疲れるたびに店でビールを買ってホテルの部屋で飲んだ。昼食が遅かったために、夕飯もその店でサンドウィッチを買ってビールで済ませた。こんなに暑いとビールがなければ生きていけない。そういうわけで昨日の反動もあったのか、本日の飲酒量は500 ml×6本だった。観光地だからか、ビールの値段はこれまでで一番高かった。

<旅のお小遣い帳>
朝食;120 SYP
タクシー(宿~ガラージ・ブルマン):50
タクシー(ガラージ・ブルマン~宿):50
宿泊1日短縮→1400 SYP返却
タクシー(宿~ガラージ・ブルマン);50
ガラージでお茶:55
バスの中のお菓子:25
バス(ホムス~パルミラ)100×2
昼食(サンドウィッチ100×2、ビール200×1、水):450
遺跡入場料:75×2
ビール:100×2
ベドウィン族にお礼:100
夕飯:ビール100×3、サンドウィッチ50×2
合計1850

パルミラ行きのバスが午後しかないと判明した時はこのままアレッポに帰ってしまおうかとも考えたのだけれど、パルミラに来てよかった。遺跡はすばらしかったし、最悪だった昼食のレストランを除けば出会った人はみな良い人ばかり。

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Comments

このくらい日本から距離(物心ともに)がないと、
いろいろなリセットが効かないくらい、
日々の生活に絡めとられているのだなぁ、と
自己の日々を振り返りました。

よき旅をお続けください。

Posted by: まさじ | 21.05.2009 at 06:21

遺跡の写真がきれーですね。
行ったことないけど、アラビアのロレンスとか出てきそう。

Posted by: まこと | 21.05.2009 at 10:39

◎まさじさん

私も夫も、日本で感じていたストレスを忘れてしまうほど、異文化・異環境にあります。日本のインフルエンザの話もここではまさに「どこの世界の話だ?」という感じです。いかに日本でストレスフルな暮らしをしていたのかを思い知りました。

時々は日常を忘れてしまうことも必要だなと思うのです。その手段は旅じゃなくても、ランニングでもいいと思います。

旅はまだまだ続きます。

Posted by: 京丸 | 21.05.2009 at 13:04

◎まことさん

遺跡には心底、圧倒されました。そして暑さにも。

アラビアのロレンスはたぶんヨルダンだからお隣だと思います。初めての砂漠は衝撃的でしたよ。

Posted by: 京丸 | 21.05.2009 at 13:06

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