27.10.2008

ほかほかの旅、南薩摩

ここのところ週末ドライブが恒例となっている我が家。今週は薩摩半島を巡ってきました。2週間前に大隈半島から眺めた薩摩富士こと開聞岳がそれはそれは美しく、魅了されたのです。

鹿児島市で高速を降り、指宿を目指し薩摩半島を南下。まずは薩摩今和泉へ。この薩摩今和泉は今ブームとなっている「篤姫」ゆかりの地。最近は少し熱が冷めたとは言え、ブームに乗せられた私はやっぱり篤姫が育った場所を見てみたい。

Img_2503 篤姫の生家跡のある薩摩今和泉は指宿市の北部、海と山の間をJR指宿枕崎線が走っています。時々窓に映る錦江湾は穏やかで、のどかな感じ。

駅は篤姫一色。パンフレットも充実しています。篤姫ゆかりの地を辿る道路はとても狭く、車はなかなか進入できそうにないので車を停め、興味を示さないオットを置き去りにして、パーキング近辺のゆかりの地を駆け足で辿る。

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右側の写真は篤姫が18歳まで過ごしたと言われる今和泉島津家の屋敷跡。屋敷のあった敷地は現在は小学校と変わりましたが、石垣は当時のまま残っています。石垣から先はすぐ海。目の前に桜島が広がります。

左側の写真は屋敷近辺の町の様子です。きっと屋敷に仕える武家階級がここに住んでいたのでしょう。江戸の香りが残っています。

Img_2508_2この町の古い歴史に思いを馳せながら歩いていると、地元の方に遭遇。ご挨拶して「最近は篤姫さまのお陰でこのあたりも賑わうことでしょうね」などと少し話をしたところ、折角のご縁だからと収穫したばかりのオクラをどっさりと頂戴しました。うわーん、あったかいなあ。私の田舎も昔はそんな感じだった、とちょっと目蓋の奥が熱くなる。またいつか訪れることがあったら、またお目にかかって、改めてお礼を言いたいな。 それにしても鹿児島じゃ今の時期でも路地もののオクラが収穫できるんだな~。気候も人もあったかい、ということですね。

心までほかほかになった私たち(実際暑くて半袖になる)、次は昼食へ。事前にお店を決めてなかったので、迷ったりもめたりして「えーい、ここにしよ」と入ったお店がここ、山川町の「とも」。駐車場が地元の車で満杯、期待できそう。

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頂いたのは腹皮定食(850円奥)とトロマグロ刺身定食(2100円手前)。予想以上にカツオの腹皮の塩焼きが美味しかった。定食にはいずれもカツオのたたきがついてきました。これも高知の塩たたきとはまた違った美味しさ。やっぱり新しいカツオだとたたきも美味しいんだな。このメニューでビールを飲めないのがちと残念。

Img_2526 山川町を過ぎると、目の前に薩摩富士こと開聞岳(かいもんだけ)が目に飛び込んできた。まさに富士山のような美しいたたずまいに目を奪われる。砂時計の砂のように裾の広がる円錐形、最近も噴気が確認された(活?)火山です。JR日本最南端の駅「西大山駅」から開聞岳を臨む写真を撮影。うーん、ひょっとすると私、鉄分濃度高くなってる?

本当はこの日、開聞岳に登りたいと考えていたのです。標高1000mに足らない山ですが、やはり登りに2時間半はかかるということで今回は時間が足りず断念。次はこの開聞岳登山を視野に入れて旅程を組もうっと。

開聞岳のふもとから太平洋と東シナ海を眺め、今度は薩摩半島を北上します。

Img_2528 枕崎ではこーんな垂れ幕を発見!町は「新酒祭り」の旗でいっぱい。これは行かなくちゃ。そういえばサツマイモの収穫時期だもんね。蛇足ですが、薩摩(および周囲)ではサツマイモとは呼びません。ここら辺の人にとっては中国(本当は琉球だけど)からやってきた芋なのでカライモといいます。

胸を躍らせ蔵に足を運ぶと、がーん、新酒祭りは明日だとか。1日早かったか。肩を落とす私たちでしたが、蔵は見学可能と教えていただき、実際に焼酎を作っている蔵「明治蔵」を見学することに。

ずらりと並んだ昔ながらの甕には発酵中の芋が。芳しい香りが立ちこめ、香りだけでも酔っ払ってしまいそう。写真撮影禁止だったので様子をお届けできないのが残念。焼酎を2本購入し、焼酎作りに使う芋「黄金千金(こがねせんがん)」のふかし芋をお土産に頂戴して、ほっくほく。

Img_2532さらに北上し日本一のマグロ水揚げ高を誇る(らしい)串木野では、本日の晩酌のお供に中トロのサクと、さつま揚げをゲットして帰路につく。今回の旅では、オクラをくださったNさんをはじめとして、あちこちで「旅行ですか。またぜひおいで」と温かい言葉をかけていただき、身も心もほっかほかとなった鹿児島の旅でした。かごんま、まこてぬっかった~(鹿児島は本当に温かかった)。

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13.10.2008

日本本土最南端「佐多岬」へ

なぜだろう、なぜか先っぽに行ってみたくなる。岬に何があるんだ?海しかないんだけど。

四国旅行で先端にすっかり魅了された私たち。日本本土最南端である「佐多岬」に行ってきました。念のために言っておくと、この前ウニ丼を食べたのは愛媛県の「佐田岬」。今回は鹿児島県の「佐多岬」。別物なのよん。

高速を降り鹿児島県に入ったら、まずはお昼ご飯。以前「鉄」な方々とこのあたりの廃鉄の旅に出かけたときに出っくわした美味しいラーメン屋「もりやすラーメン」を再訪。

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豚とろラーメンと餃子。このお店の豚とろは脂ギトギトでなく、本当にとっろとろ。麺が極細なのが個人的には今一歩(私はもう少し歯ごたえのある麺が好き)だけど、スープには臭みもなくまろやか。隣のテーブルには「るるぶ」片手の観光客もいたので、ガイドブックにも載ってるんですね。

Img_2480錦江湾を眺めつつ大隈半島を南下。どんどん景色が南国化してくる。道端にはソテツの木々が並び、バナナと思しき樹木も自生している。

桜島を通り過ぎると、眼下に外海が広がる。途中「薩英戦争砲台跡」なども通り過ぎる。幕末がマイブームな私はちと嬉しい。

Img_2492 海の景色を存分に堪能し(遠かった…)ようやく岬へ。岬の先端に近づくにつれ、景色はますます南国化していく。ガジュマルの枝が揺れた…と思ったら、うわああああ野生の猿だ。道いっぱいに広がって猿が遊んでいる。ここはきっと木の実などの食べ物も多いんだろうな。

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駐車場に車を停めて、さらに20分ほど歩いてようやく先端に到着。灯台は先端のその先の小島にあるため近寄れず、残念。この岬のきらきらと輝く海の向こうに屋久島や種子島があるという。これまで屋久島も種子島も遠い存在だったのに、隔てるものが海だけとなるといきなり近く感じられる。

距離を把握してなかったので、佐多岬を制覇した後には、野生の馬が生息している都井岬、もしくは薩摩半島の長崎鼻にも行きたいな~などと無謀なことを考えていたのですが、それは本当に無謀な話でした。だいたい、海岸線をなめるような道はジグザグくねくねでスピードは出ない上、距離は地図上の「ぱっと見」より随分長いのだ。佐多岬への往復で570km、全行程11時間を要したのでした。教訓「1日1岬」やね。学びました。

最後に。鹿児島と言えば芋焼酎。ラーメンを食べた「もりやすラーメン」では芋焼酎「森伊蔵」が1合400円です。さっすが地元。以前、訪れた時にはのんべの仲間達と狂喜乱舞して頂いたのですが、今回は運転があるので泣く泣くあきらめました。ざんねーん。

焼酎好きの方ならご存知のことでしょう。この「森伊蔵」は数ある芋焼酎でも最も値段が高騰している焼酎で、全国的な市販価格は1升3万円だとか。信じられーん。いや、確かに美味しい焼酎なんですが、店で出す1合400円という値段は適正価格なのですよ(つまり本来の販売価格は2500円くらいですな)。焼酎って、土地の身近な材料で作り、普通の晩酌に飲むものです。酒造メーカーでは適正価格で販売されているというのに、美味しいと評判になった銘柄は荒唐無稽な値段で取引されているのが実情です。

馬鹿馬鹿しくなり、我が家ではかつてほど芋焼酎を飲まなくなりました。最近はこうした馬鹿げた焼酎ブームもやや収まりつつあるようですが、こうして値を吊り上げるような流通方法がなくなるとは思えないなあ。

いつでも、どんなものでも手に入る便利な世の中になったけど、それが却って災いすることもあるということね。

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06.10.2008

東北三陸 鉄道と魚の旅 :3日目東北人の唐揚

ちんたら更新しているうちに、窓の外から金木犀の香りが漂うようになりました。

さて、最終日。前夜にビールと日本酒をしこたま飲んだお陰で、翌朝は久々によれよれの二日酔い。しかーし!八戸名物の日曜朝市に出かけなくては。市場好きは二日酔いなんかに負けちゃいられません。

JRは運行本数が少ないため、市街地を走る100円バスに乗ってJR陸奥湊駅近辺を目指す。バスの車窓から、小規模ながら賑わっている別の市場も次々と発見。この町の台所はこうした市場に支えられているようです。後ろの席にはあちこち市場をはしごしていると思しき高齢の女性が二人乗り込んできた。…うーむ、八戸弁とは何とも不思議な響き。時々、外来語のように既知の日本語が断片的に耳に届くものの、まるで外国語のよう。言葉で糊口を凌いでいるものとしては、ちとマスターしてみたい気分に駆られました。その流れるような八戸弁に聞きほれているうちに市場に到着!

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午前3時から開くこの朝市は既にお客さんでごった返している。イカや魚などの生鮮品はもちろん、ウニの瓶詰めなどの加工品、惣菜、花、雑貨、焼きたてパンにエスプレッソコーヒーなどまで、ありとあらゆる店が軒を連ねている。観光朝市ではなく市民の台所なので生ものを買って帰ることは泣く泣くあきらめたものの(宅急便や冷蔵サービスなどがなかったので)、見たことのない魚や果物を目の当たりにするだけで狂喜乱舞。何だこれーと驚嘆する私にあちこちから声がかかる。お店の方も、お客さんもみんな温かかった。ああ、やっぱり市場好きにはたまらん。次回は市場近くの寿司屋にも行きたいものだ。課題山積。

こうして二日酔いも吹っ飛ぶ八戸の朝市を堪能して、東北の旅は終了しました。2泊3日駆け足で北東北を巡る旅、それもほとんどは列車に乗っていて、観光は中尊寺のみという味気なさそうな旅行だったというのに、終わってみればあちこちで人の優しさに触れた良い旅でした。

聞くところによると東北人と九州人は根っこの気質が同じらしく、東北人を唐揚にしたら九州人になるという。あはは、妙に納得。あちこちでかけてもらった言葉、東北の人たちのホスピタリティがしみじみ心の琴線に触れたのはそういう理由なのかもね。

   *この朝市で入手した「ひめんこ」という梨がようやく食べごろとなりました。見かけが洋ナシ風なのでチーズと生ハムで試してみます。楽しみ楽しみ。

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02.10.2008

東北三陸 鉄道と魚の旅 :2日目サバ三昧

なかなか記事が進みません。それもこれも「篤姫」再放送のお陰だ。

Img_2420田老では、翌朝までお腹一杯。腹ごなしに早朝「三王岩」まで歩いてみたけれど、私にしては珍しく朝ごはんを完食できず。おそるべし田老の刺身三昧。

もっと田老でゆっくりできるのなら「浄土ヶ浜」を巡る観光船などを楽しめたんだけど、それは次回のお楽しみにして、早々に宿を出て向かうは中尊寺。

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三陸鉄道北リアス線で宮古へ。三陸の駅にはあちこち大漁旗が掲げられている。海が豊かさをもたらしているんだな。

Img_2433宮古からは「JRはまゆり」で花巻を目指す。リアス式海岸とお別れして、今度は山村を走る旅。花巻で軽く昼ごはんを食べて、今度はJR東北本線で平泉へ。途中、ラン友のイノさん、ふっきいさんがお住まいの町も通過する。ネット経由で知り合った友達が本当に日本の色んな町に住んでいるんだな。

歴史のある平泉の建造物をじっくり堪能した後、一ノ関に向かい新幹線に乗り込む。本当は「IGRいわて銀河鉄道」に乗りたかったのだけれど、少し疲れたのでとっとと本日の宿泊地、八戸を目指すことにした。

新幹線で再度、八戸に到着。そして昨日のことなのに何故か懐かしい東北本線で本八戸へ。八戸といったら、やっぱり魚でしょう。うふふ。八戸の美味しいものガイドブック片手に繁華街をぐるんぐるん回る。散々歩き回って選んだお店は屋台村「みろく横丁」にある「サバの駅」。ネットでの評判も上々のお店。

そしてこの「サバの駅」のサバ三昧がこれまた美味しかったのだ。土佐清水では微妙に時期が早くサバの脂の乗りが悪かったのだけれど、3週間経ったサバは、とろっとろ。残念なことに台風の影響で当日水揚げされた生のサバはなかったのですが、限りなく生に近いシメサバがことのほか絶品で、お代わりして堪能しました。他の魚の刺身がかすんでしまうほどの美味しさでした。

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お通しはもずくと山芋。刺身盛り合わせとシメサバ。

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焼きサバの串。これがまたまた絶品なのだ。そしてシメサバ、アゲイン~。青森県の形のお皿に盛られてます。

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そして、サービスで頂いたイカワタの味噌づけ。まったりと深い味わい。酒好きにはたまりません。切る前の大きさは右の写真くらい。これは1週間ほど味噌漬けした後ですから、捌いたばかりのワタはもっと大きいはず。

青森弁がキュートなお店のご主人、そして隣り合わせたお客さんと大いに盛り上がる。途中からお酒を交換したり、注文した品を互いに味見したり。挙句の果てにはお一人が自転車乗りだということが判明(自転車乗りは絶対数が少ないので、これまた盛り上がるのです)。普段の生活では出会うはずもない人と出会い、語らい、心を通わせるだなんて、近頃の旅にはなかったこと。美味しくてあったかい八戸の夜は実に印象的でした。八戸にもまたぜひ行きたい!今度は脂の乗ったサバを刺身で!そういう訳で、いつかまた東北を旅行することに決定したのでした。

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27.09.2008

東北三陸 鉄道と魚の旅 :1日目まさに刺身三昧

今回の東北行きは鉄道の旅。普段、鉄道と無縁の生活を送っているので、鉄道で旅をすると考えるだけでもうワクワクだ。

1日目は、まず八戸行きの新幹線に乗り込む。出掛けに妹がお弁当を持たせてくれた。うう、この年になってお弁当を作ってもらえるだなんてと、ちと涙する。

宇都宮を越えたあたりから、窓に見慣れない風景が映るようになった。平野の奥行き、山の形、建物の高さ…私の記憶のなかにある風景とは微妙に違う。

Img_2400お昼を随分回ってから八戸に到着。みなみさんに八戸駅の美味しい寿司屋の話を聞いていたのだけれど、乗り換え時間が短くて寄れずじまい。ざんねーん。後ろ髪を引かれつつ、八戸からJR八戸線に乗り換える。

本八戸を過ぎて、三陸海岸を臨む頃には少しずつ空が明るくなってきた。台風の影響で少し波が立っていて、それが余計にリアス式海岸に映える。うふふ、これが三陸か~。

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南下するにつれ乗客は少なくなり、駅もこじんまりとしてくる。この駅は「陸中夏井駅」。列車車両を駅舎にしたような気配。終点「久慈」で三陸鉄道北リアス線に乗り換え、本日の宿泊地「田老」を目指す。北リアス線は八戸線より更にこじんまりとしていて、気づくと乗客は私たち二人だけ。九州とは日の入りが1時間以上早く、深くて長いトンネルの合間に時折、暗くて小さな駅に停まる。駅も、町の灯りもどんどん小さくなる。だ、だいじょうぶか?

前述の通り、今回の旅は急遽決定したため、宿の調査もあまり充分にできなかった。おおまかに旅程を決めて、ネットで宿を探した。1泊目は宮古近辺と決めて探してみたところ何故か「田老」の民宿しかヒットせず、不安を抱きつつ数軒ある民宿のうち、レビューが掲載されているところを選んだのだ。民宿かあ…、どんなところだろう。不安だなあ。

降り立った「田老」の町は6時半というのに夜中並みに真っ暗、駅前も閑散としている。単に日の入りが早く、市街地は駅から離れているだけだったのだれど、見知らぬ町で不安を募らす私たち、本当にだいじょうぶか!とドキドキしながら本日の宿「丸仙」に到着。

お食事は民宿に併設された寿司店で。ご主人が板前さんです。実は、刺身好きの私たち、事前に「できれば刺身中心で」と無理なお願いをしたところ…

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本当に刺身三昧だったー!! あっ、右上はするめいかのワタ焼。これだけ刺身じゃないけど、激うまでした。

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これはサンマ。このお皿で一人分です。驚きの美味しさでした。この日一番のヒットかも。この宿の本来のお食事はこんな風に刺身ばかりではなく、バランスを取って色んな海の幸のお料理が楽しめるのですが、無理な我がままを聞いていただいたお陰で、本当に刺身三昧となりました。

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さらに、どーん。実のところ、この3つ目のお皿がやってきたときには「ええっ、まだ来るんですか!」という状態でした。だけど、お願いして作っていただいたお刺身ですから、気合で美味しく頂きました。最後は涙目状態だったけどね。いやはや美味しかったー!

その後、私のお腹にはお味噌汁もご飯も入る余地はなく、部屋に帰るなりバタンキュー、布団に撃沈。

このお宿、素晴らしかったのはお食事だけでなく、部屋もとても広く、トイレも洗面所も曇りひとつなく磨かれていてピカピカ。とても快適でした。不安に思ったりして、申し訳なかったな~。いつの日か、また訪れたいと思う場所がひとつ増えたのでした。

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25.09.2008

東北三陸 鉄道と魚の旅 :幸先よし

四国から帰って2週間しか経ってないというのに、今度は東北を旅行してきました。実は、四国旅行ですっかり国内旅行の楽しさにも目覚めてしまった私たち、久しぶりにオットが東京に出張することになったため、私も期限切れになりそうなマイレージを使って一緒に上京し、そのまま小旅行に出かけよう!ということになったのです。

急に決めた旅行だったため、ネットを駆使して前々日まで、あーだこーだと旅程の打ち合わせ。その結果、今回は一ノ関までの新幹線往復きっぷとフリーエリア(一ノ関から八戸およびその近辺)のきっぷがセットになった「岩手・三陸フリーきっぷ」を使いまくって、三陸を巡り、美味しい魚を食べることに決定(また魚だよ)!自分自身、それほど「鉄分」が多いとは思っていなかったのだけれど、鉄道の旅に出かけると思うと心が躍るのだった。

初日午後は、まずみなみさんとデート。怪我でよろよろの足を引きずって会いにきてくれた。うわーん、ありがとよ~。束の間の限られた時間のデートだったけれど、あったかい時間を過ごす。遠くに離れていても心が近いと、距離を感じないものなんだなとしみじみ思う。こんなあったかい気分でスタートするんだから、今回の東北行きもきっと良い旅になりそうだな。

そして夜は仕事の済んだオット、それから妹夫婦と待ち合わせて、阿佐ヶ谷のイズミルへ。何度かここにも書いたように、イズミルのシェフ、エリフとシュレイマンは今の店が阿佐ヶ谷にできる前、板橋のお店の頃からの友達だ。阿佐ヶ谷の店には、私は何度か足を運んだのだけれど、オットは出張の時もなかなか伺えないままだった。この機会を逃すわけにはいかーん、ということでオットは5年ぶりのイズミルへ。

Img_2390_2オットと一緒にエフェス・ピルセン(トルコの代表的ビール)を見るだけで、何だかうるうるだ。そしてエリフと会うと、あの頃の出来事が色々と蘇ってくる。お互いに楽しいことも、苦しいこともあった。短い間に私たちは結構、濃い~おつきあいをしていたのだ。

板橋の店は路地裏にあり、今よりもずっとこじんまりとしていた。それに比べると今の阿佐ヶ谷のお店は駅前で、シックだし、テーブルの数も随分増えた。いつ来てもお客さんでいっぱい。そりゃそうだ。エリフの作るトルコ料理はサイコーだからね。エリフ達の活躍がしみじみ嬉しい。だけど、閉店後に貸切にして4人で唄ったり踊ったりしていたあの頃がちょっとだけ懐かしくなったりして。

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左の写真はメゼ(冷製)盛り合わせ。ひとつひとつ丁寧に作ってあります。右の写真は手羽のグリル。イズミルに来ると、あれこれと盛り上がってしまって、写真を撮り忘れてしまうのが難点です。今回もケバブ系の写真を撮りそこないました。

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そして左側の赤っぽいお料理は、東南アナトリアあたりでよく見かけた料理。イズミルのメニューに書かれていた名前は覚えていないけど、アンタクヤ(ハタイ)では「タウック・ソテ(チキンソテー)」とシンプルな名前だった。チキンとトマト、ナス、玉ねぎ、青唐辛子などを炒め、グリルした料理。まさに、ハタイの味がして懐かしかった。そして右側は、トルコの伝統的なアニス酒、ラク。ケバブよりもこのソテによく合いました。お腹いっぱい、そして胸もいっぱいになった私たちは、翌日以降の東北の旅に向けて、さらに妹宅で飲み直すのでした。

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12.09.2008

四国刺身の旅:四国雑感

四国の旅、ひっぱるなー。でも今回で終わりにします。四国を旅していて、あれこれ感じたこと。

◎愛媛はタルトだらけだった。一六タルトの台頭っぷりに驚いた。しかもハタダの栗タルトというライバルもいるので、愛媛はますますタルトだらけだ。辻々にタルト屋が軒を連ねている。そんなに需要があるのだろうか。ちなみに両方試してみたが、私は一六タルトが好みだった(もしや、タルト屋はこういうヤツで生計を立てているのか)。

◎香川はうどんだらけだった。

◎香川の川にはことごとく水がなかった(後に早女浦ダムの貯水量が0%となったことを知る)。うどん屋、大丈夫か!?

◎徳島ではうどん屋よりもラーメン屋が多かった。

◎徳島に入った途端に風景が南国化した。

Img_2286_2◎そして高知は龍馬だらけだった。

◎高知は現在も龍馬のお陰で潤っているようだ。龍馬という名前で得る観光収入は莫大と推察する。道理で高知で龍馬が人気なわけだ(違)。

◎高知で「たっすいがは、いかん!」というポスターを何度も見た。どういう意味?

◎高知では朝6時の町に酔っ払いがたくさん生息していた。朝市で飲んでいる人も。ひょっとすると前夜からぶっ続けで飲んでいるのか?

Img_2387 ◎室戸岬の「海の駅とろむ(逆から読んでね)」で購入したカツオのスモークには「いずま」という値札が貼られていた…。美味しかったけどね。

◎宇和島の料理屋は午後9時頃に閉店するところが多い。酒飲みは困らないのか。

以上、謎も深まった四国の旅でありました。

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10.09.2008

四国刺身の旅:先端探訪隊

今回の四国の旅では、刺し身だけを追求していたわけではありません。自分(&オット)が思いのほか先端を追求したいタイプであることがわかりました。そう、岬を探訪してきました!

今回の旅は三崎港から始まり、四国の海岸線を舐めるように走る旅でした。時間のロスを考えて、小さい道を外れてやむなく国道を走ったことも多かったのですが、それでも色んな岬に足を運びました。目の前に広がる海の表情はそれぞれに異なり、海を前にしてその時々に色んなことを考えました。

初日の愛媛では今治市、来島大橋にかかる先端。

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たくさんの小島に囲まれる瀬戸内海は、穏やかだった。お天気がよければねー。

そして室戸岬。

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右側は弘法大師が修行をなさったという「御厨人窟(みくろど)」。この洞窟の中から見える風景は空と海のみ。それで名を「空海」と改めたというお話です(みんみんさん談)。室戸岬にほど近い場所にあります。弘法大師も先端好きだったのかもね。

お次は足摺岬。

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愛媛に入って由良半島先端を目指す。あまりのリアス式、行けども行けども先端に到達しなーい。車酔いしました(汗)。

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海に見える白い点点は真珠の養殖です。穏やかな様子が見てとれますね。

最終日はすんなり帰るのが惜しくて八幡浜の「諏訪崎」へ足を運ぶ。

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車を降り、先端に向かってトレイルを歩く。うわー、走りたかったぞ。長い長いトレイルを歩くといきなり目の前が開けて、眼下に先端が!

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佐田岬でも、駐車場から先のトレイル(岸壁?)を歩いて行けば先端を臨めるのですが、残念ながら時間切れ。これも次回に残す課題ですね。車で踏み入れることのできる限界まで足を運んで、引き返しました。

ですが、佐田岬半島に立ち並ぶ風車がそれはそれは圧巻。細長い佐田岬半島に20機もの風車が風を受け、地道に働いていました。

Img_2377今回の四国旅行は、さまざまな海を眺め、知らない町で美味しいものを堪能する幸せな旅でした。あ~、また行きたいな。

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08.09.2008

四国刺身の旅:5日目佐田岬旅の終わりは

Img_2348そして5日目。旅行期間中、日本中を水浸しにした雨もあがり、最終日に晴れ渡る。くぅ~っ、悔しい。この青空を早くから見たかった。せめて太平洋を青い空とともに拝みたかったー。青い空と海が嬉しいような、悲しいような。

宇和島を出て、ふらふらと海沿いの岬を探訪し、お昼どきに三崎港に帰って来た。そう、四国旅行の出発点となった佐田岬だ。最後のお昼ご飯は、三崎港の海鮮料理屋さん「清海」(あー、また写真忘れてた)。ここで初回のウニ丼と比較する「ウニ丼対決」だ~。

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初回のウニ丼と比較していかがでしょ? お値段は同じ1500円(+税)。味は同じ三崎港で獲れたウニなので同じく美味しいのですが、ウニが少な~い。小鉢はいらんから、ウニを増やしてー。

そういうわけで、小鉢はなかったけどウニが多くてご飯がほとんど見えなかった「三崎漁師物語り」の勝ちと相成りました。ぱちぱちぱち。

Img_2382_2食事を済ませた後は、佐田岬の先端を探訪。そして再びフェリーに乗って帰路についたのでした。

佐田岬からはうっすらと九州が見えます。写真の海の向こうにうっすら写っているのが九州です。初日は天候が悪くて気づかなかったなあ。そんなに近かったのね。遠いようで近かった四国は、美味しいものに溢れた豊かな土地、久しぶりに旅を楽しみました。5日間の全走行距離は1560キロ、けっこう頑張ったね。

課題もいっぱい残したので、近いうちにまた四国を旅行するつもりです。あんなものや、こんなもの、まだまだ食べたりませ~ん。

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06.09.2008

四国刺身の旅:4日目南予は鯛

衝撃の高知を経て4日目は再び愛媛を目指す。旅も後半かと思うとちと寂しいなあ。ランナーの聖地、四万十川をとりあえずチェックして、まずは足摺岬へ。

Img_2311足摺岬は鯖で有名な土佐清水市の先端にあります。微妙に道に迷い、出っくわした「足摺黒潮市場」で昼食。

地元のお客さんのほか、お遍路さんの団体でいっぱい。前日の鯖がイマイチだったものの、本場では美味しい鯖にありつけるかも…と期待しましたが、席につくなり「鯖メニュー終了です」。むう、食べられないとなるとちと残念。

結局オットは「魚飯定食」、私はカツオのたたき定食をオーダー。私たちのオーダーの後「魚のメニュー全て終了」となったので、間一髪だった模様です。

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オットがオーダーした「魚飯」はとても美味しかった模様です。魚飯とは魚の炊き込みご飯、刻みネギたっぷりでした。ここで得た結論。カツオのたたきは高知市内で食べるべし。土佐清水の鯖は次の機会に期待。

食事を済ませ、四国最南端の地足摺岬を経て北上。足摺岬を越えると、海の景色が少しずつ変わってきます。直線的だった海沿いのラインが、だんだんリアス式となり、海の色も緑色を帯びる。激しく打ちつけていた波がおさまり、穏やかで静かな海となるのです。

この日の宿泊は宇和島。古くは宇和島藩として栄えた町で、市中心にお城もあります。1日の走行距離の関係からこの宇和島を選んだのですが、魚が美味しいという評判を耳にしたのも選択の理由のひとつです。

夕食に選んだのはホテルのすぐそばにある「海鮮居酒屋がいや」。店の写真は撮り忘れました。ここでも、座りっぱなしのドライブのお陰で、すぐにお腹一杯。む、むなしい。

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宇和島で一番美味しかったのは鯛の刺身。珍しくはないですけれど、この鯛の刺身はおかわりしました。このお店、雰囲気だけみていると美味しそうに思えなかったのですが、食事はそれぞれに満足しました。もっとたくさん食べられたら良かったんだけどなあ、あまりにも食が細い二人なのでした(涙)。あああ、宇和島名物の「さつま」(宮崎名物冷汁のような食べ物)、それから鯛めし(鯛のヅケどんぶり)を食べたかった。

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タコ刺身、ホタルイカ沖漬け。そして、愛媛の名物「じゃこ天」。チリメンジャコのおろし合えと一緒にいただきました。

高知の衝撃からすると地味だったかな。それでも、魚攻めの食事はやっぱり幸せなのでした。ああ、もう旅が終わる。

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